2019年4月14日日曜日

サッカー選手になれなくても・・・

少し前の事だが、ある日の夜、私の帰りを息子が待っていた。
普段寝る時間になる間際のこと。
私が帰るなり、話があるようで私のトコロに寄ってきて、涙ながらに切り出してきた。

「サッカー選手になれなくてもいいかな、と思ってきた。」
「朝練とかつらくなってきたし。」

ちょっと前の朝練でできなかった事を厳しく指摘したこともあると思う。
でも最近、野球とかテニスとか電車とか友達と遊ぶとか、他に興味が出てきたものがたくさんあり、サッカー一辺倒の生活がキツくなってきたのだ。

こう伝えた。
「お父さんは反対しないよ。でもそれだとチームでレギュラーは絶対に取れないよ。いいの?」
「う〜ん。。。」
「朝練はしたくなければしなくてもいい。
 サッカーやめたければやめてもいい。
 でも後悔はして欲しくない。
 半年とか一年とか、時間を掛けて考えなさい。」

こう言って寝かせた。
息子は泣きながら寝に入った。


私は驚きはしなかった。
いつか来る日が思ったよりも早く来たという感じはしたが。

それより、小学3年生の息子がこれを切り出すのはとても勇気がいることだったと思う。
この心の成長を評価したいと思う。

決断を焦る必要はないので、じっくり考えさせたいと思う。
ただこれまで、サッカー選手を目指す前提で厳しい指摘もしてきたが、私のスタンスは変えて、楽しくできるようにしてあげたい。
それでまたヤル気が強くなってきたら朝練でも自主練でも始めればいい。

ただ、少なくともチームなりスクールなりでサッカーしている間は、真剣に取り組むようには伝えた。
練習・試合後のビデオチェックも継続している。


この話、新年度の新しいスクールに通い始める前日のこと。
今サッカーやめられたら、入会金とかユニフォーム代とか、親のフトコロ的には痛いが(笑)

とりあえず今のところ、チームの活動にもスクールの練習にも楽しく通っている。
さてどうなることやら。