前回書いた最後のカップ戦の翌週のTRM。
今にしてみれば、これが最後のTRMになった。
引き続きBチームでの出場。伸び伸びとプレーしていた。
右SBや右MFでの出場が多く、まずまずのプレーではあったが、シュートシーンにはあまり恵まれなかった。
ポジションについては、おそらく新チームのチーム作りを考えてトップ下にはしてもらえなかったのだろうと、当時思った。
けど、試合の途中で選手交代の都合で、息子がトップ下に変更になった時があった。
(たぶん、交代で入った選手はトップ下向きではなかったので、息子を真ん中にコンバートした。)
与えられた時間は短かったが、中盤でこぼれ球を拾うと、そのままのスピードでドリブルで2タッチ前へ運んだ。良い攻めだ。
と思ったら、まだペナルティエリアの外でゴールまでかなり距離があり、それ程プレッシャーがあったわけではないけど、息子はそこからロングシュートを放つ。
それまで全然シュートを打てておらずストレスたまっていたのかも知れないが、
「え、そこから打つの?」
と、試合を観ていた当時も驚いたシーンだった。
だが意外にも、強烈なシュートがゴールの端っこへ飛んだ。
たまたま相手GKもその辺にいたために、残念ながら弾かれてしまったが、かなり良いシュートだった。
その時、こんな強いシュートが打てるまでに成長したんだな、と感じた事を思い出した。
その当時は、既に退部の意向は伝えていたが、3月がコロナの影響で丸々活動休止になるとは想像していなかった。
結局はこの日のTRMが最終戦になり、このシュートが最後のシュートになった。
ゴールにはならなかったが、改めてこの映像を見て、ここまでの成長を嬉しく思えた。
そんな強烈シュートだった。