昨日の続きだが、息子にボールを「運ぶ」ことを意識するよう指導した。
私の中では、ボールを運ぶ選手と言えば、レアル・マドリードのルカ・モドリッチ。
私がモドリッチのプレーを知ったのは、2013-14シーズンのチャンピオンズリーグ決勝のレアル vs アトレティコ。
試合が延長に入ると、無尽蔵のスタミナを持っているのか、その活躍は更に顕著になり、ボールを前へ運ぶ、運ぶ、運ぶ…。
(結果は延長で4-1でレアルの勝利)
以来、ずっとモドリッチに注目しており、動画は息子にも何回か見せた。
息子はレアルの中でもクリロナファンであるが、私の影響でモドリッチにも詳しい。
息子はレアルの中でもクリロナファンであるが、私の影響でモドリッチにも詳しい。
息子に「運ぶ」プレーを指導した時には、「目指せモドリッチ!」とも伝えた。
さて、なぜそこまでモドリッチを推すのか?
息子は、来年のマリノスを始めとするJ下部のセレクションを目標としている。
世の中、まず人気のあるポジションはフォワードである。
サッカーでは点を取るプレーが最も嬉しい瞬間なのだから当然であるが、しかしその競争率は高い。
日本代表では1トップが主流となり、出番待ちをしているフォワードが、海外組、国内組を問わずにわんさかいる。
プレミアで活躍し、優勝まで経験した岡崎ですら、レギュラーを追われる状況である。
クリロナのように類稀なる才能があるならともかく、一般的にはその競争は厳しい。
得点を取る技術は何よりも欲しいものではあるが、よっぽど秀でない限りは高い競争率で埋もれるだろう。
これはセレクションのみの話ではなく、どのチームに行ってもその競争はあるはずだ。
では他にどんな技術があると良いか?
私の持論ではボールを「運ぶ」技術であり、その理想像がモドリッチなのである。
メッシのような格別な得点能力があるわけではなく、イニエスタのような華麗な技術とまではいかない。背が高いわけではなく、足が特別速いという話も聞いたことはない。
批判が来ることも承知であえて極論すると、「努力で辿り着ける最高地点」というのが私のイメージだ。
(メッシやイニエスタのようになるにはある種の才能が必要そうだけど、モドリッチなら目指せる、みたいなイメージ。)
あれだけボールに触れれば、さぞサッカーが楽しいだろうと思う。
そんなモドリッチがレアルで10番を勝ち取ったのも嬉しい限りである。
そんな訳で、息子には是非とも「ボールを運ぶ技術」を身に付けておいて欲しい。
その技術はどこのチームでもどこのポジションでも重宝するはずだ。
その技術はどこのチームでもどこのポジションでも重宝するはずだ。
努力すればきっと届く。目指せモドリッチ!